どうしたら上手くいく?きょうだい子育て

育児

こんにちは、ttnです

私はわんぱく男児2人を子育て中のワーキングマザーです。

近頃、長男くんから「お母さんが一番好きなのは誰?」と聞かれます。

迷わず「長男くんと次男くんだよ!」と答えます。すると、

「どっちの方が好き?」と聞かれるので、

「どっちもだよ!選べるわけないよ!どっちも大好きなんだから!」

と伝えます。

長男くんはそれを聞くとにこーっと笑って満足そうではあるのですが、

日が経つとまた聞いてくるので、少し心に引っかかっていました。

『もしかして、好きって言われたい?寂しいと思わせてる?』

私は自分の子どもたちが大好きなので、それを子どもたちに十分伝えながら接しているつもりでしたが、少し不安に思いました。

そこで、図書館である本をたまたま見つけたので、読んでみました。

『どうしたらうまくいく?きょうだい子育て 編:コモ編集部』


2013年刊行で古めだしな~、どうかな~、とそんなに期待せず読み始めたのですが、まさか途中で感情移入して涙ぐみながら読むことになるとは思いもしませんでした。笑

今回は上記の本を読んで得感じた、きょうだい子育てのポイントをお伝えしたいと思います!

私がお伝えすることはこの本のごく一部分です!

ご興味のある方は是非全編読んでみて欲しいです。

子どもたちのケンカは毎日あります。

ご紹介する本の中では、下の子は上の子にどうやっても力がかなわないので母親に泣きついてきて上の子が怒られるパターンが何度か紹介されているのですが、我が家では基本、逆です。

長男くんに対して何か不満がある(ゲームで負けた、おもちゃを貸してくれない等)次男くんが、長男くんを叩き、人を叩くことがいけないことだとわかっている長男くんが私に「次男くんが叩いてきたー!」と報告してきます。

私は基本、その報告を聞いたら何があったのか確認し、例えばおもちゃを貸してあげない長男くんが原因で始まったケンカであれば「なんで貸してあげないの?」と言ったり、次男くんには「人を叩くのはダメだよ!」と怒っていました。

しかし、この本では親が子どものケンカの中身に深くかかわらない方が良いということが書かれています。

たとえ両成敗だったとしても、子どもは「自分は悪くない」と思っていることが多いので、不平等感が残るのだそう。

「長男くんの味方なんだ」「次男くんの方が好きなんだ」と感じてしまうのだとか。

結局、どっちが悪いかの判断は親がするべきものではないということです。

大事なのは、両成敗ではなく、両受容

つまり、私は母親として、ケンカの仲裁にははいらず、おもちゃを貸せなかった長男くんには、「まだ遊びたかったんだね」と声をかけ、

悔しくて叩いてしまった次男くんには「くやしかったね~」と背中をさすってあげる。

それだけで良いのだそう。

親に受け入れられた、ということが子どもたちにとっては大事なんですね。

確かに、私も兄姉がいるのでわかりますが、きょうだい間でケンカしたところで、ちゃんと「ごめんね」が言えなくても、少し時間が経てばケンカしてたことなんて忘れていつの間にか元通り一緒に遊んでいました。

そこに親のジャッジが入ってしまうと、「お母さんはそっち子の方が大事なんだ!」と思ってしまうのです。

私は今まで、間に入って仲裁してしまうことが多かったので、この本を読んで、正しいことをただ伝えるだけではダメだったんだということに気づかされました。

冒頭で、この本を途中で涙ぐみながら読んだと話しました。

それは、3人の子育てをしている母親の章を読んでいるときのことです。

真ん中の子:ペコちゃん(仮名)はいわゆる「扱いにくい子」で、いたる場所でダダをこねることが多く、その母親はたくさん悩んだそう。

そこで、子育てコーチングを受ける中で、ダダをこねたときのペコちゃんはどうしてダダをこねたのか、どういう状況だったのか、ペコちゃんはどういう気持ちだったのか、どういう声かけをしたのかをひたすら振り返り、次は「自分」がどう声かけしたら良いか等、まずは自分ができることを考えたのだそう。

「子どもを変えよう」とするのではなく、「まずは自分が変わる」ことで、子どもも自然と変わってきたという過程が記載されていました。

また、ワークショップでペコちゃんの役、下の子のポコちゃん(仮名)役、母親役に分かれ、「何をするか分からない下の子ポコちゃんばかり見ている母親の気を自分(ペコちゃん)に向かせようといろんな行動をしたりするけれども、母親は振り向いてくれない」というお芝居をしたとのこと。

お芝居なのに、ペコちゃん役をしていた母親は悲しくなって思わず泣いてしまったんだとか。

私もそれを読んで、自分の長男くんのことを思い涙が出ました。

まだ3歳の次男くんに目を向けることがどうしても多いので、長男くんはもしかしたら寂しい思いをしているのかも。と思ってしまいました。

長男くんとの二人の時間をしっかり作って、「あなたのことも見ているよ」ということを伝えていきたいです。

この本を読んでなるほど!と思ったコーチングテクニックについて少しご紹介。詳しくは本に記載しているので、是非読んでみて欲しいです。

気持ちを受け止める

 まずは子どもの「いやだ」「悲しい」などをそのまま受け止める。質問やアドバイスは後で良い!

とにかく「よく聞く」

 ただ聞くだけではなく、聞く態度をとることが大事。①ちゃんと手をとめる(他のことをしない) 

 ②相手の目を見る③うなずく④途中で話をさえぎらない、という4つを心掛けて。

オウム返しをする

 相手の気持ちや言葉をオウム返し。受け止めてもらうと怒りは小さくなる。

子どもをよく見る

 子どもの目線に立つ。どうして相手はそう思うのかを考えながら観察する。

答えを子どもに言わせてみる

 「どうすれば〇〇できる?」「何がしたい?」と問いかけて問題を明らかにし、思いを引き出す。

私もこれらを参考にして、子どもたちとしっかり向き合っていこうと思います。

この本の中では、生まれ順による性格の違い、相性などについても記載されています。

また、きょうだい間だけの相性だけではなく、親自体も何番目に生まれたかによってどういう関係性が生まれるか、という内容があります。

例えば、もしも過去の自分が、「お母さんは下の子の方が大事なんだ。自分を可愛がってくれなかった。」などの思いがあった方は、この本を読むことでそのしこりがとれるかもしれません。

自分の子どもの子育てだけでなく、自分がどう育てられたかのかを客観的にみることができて、面白かったです。

今回は『どうしたらうまくいく?きょうだい子育て 編:コモ編集部』を読んで得た、きょうだい子育てのポイントについてお伝えしました!


図書館で見つけた古めの本なので、実際に手に取って読むことは難しいかもしれませんが、機会があれば是非読んでみてください。

今回の本を読んで、子育てコーチングが面白そうだなと思いました。


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これらの本もいずれ読んでみたいです!

今回の記事が、誰かの心地良い暮らしの役に立ちますように…。

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