こんにちは、ttnです。
私はわんぱく男児2人子育て中のワーキングマザーです。
今回は『賢い子は図鑑で育てる 著:瀧 靖之』を読みました。
図鑑は我が家にもあるのですが、あまりそれをうまく使えていなくてどうやったら上手く育児に取り入れられるかな?という思いで読んだのです。
図鑑が好奇心を作るツールの一つであるということでこの本のタイトルがついたのでしょう。
しかし、私はこの本の「図鑑で好奇心を育てるために、年齢によってどういう図鑑を選択したら良いか、大人はどういう関わりをしたら良いか」が記載されている部分よりも、著者であり医師でもある瀧さんが語る「脳科学的な部分から見た子育て」の部分の方がなるほど!と関心してしまいました。
今回は、子どもが学び続ける賢い子に育つには、ポジティブな方面から物事を捉えられるようになること、親自身も学び、楽しむことが大事であるということについて記載していきたいと思います。
ポジティブな方面から物事を捉える
本書によると、脳科学的に子どもの成長に悪影響になることは、子どもに向けられる『ネガティブな声かけ』なのだそう。
「早く勉強しなさい!」
「勉強しなかったら将来困ることになるよ」
子どものために言っている言葉ですが、ネガティブな声かけは多少のストレスがかかります。
そのストレスによって脳内で海馬が委縮し、同時にそう言われた思い出は辛い体験として記憶されるのだそうです。※海馬:記憶をつかさどる脳の部分
また、脳は、側頭葉の下の扁桃体という部分で本能的な好き嫌いを判断しており、この扁桃体と海馬は隣同士にあるので、辛い体験は記憶力にも悪影響を与えると考えられているそうです。
「好き」「興味がある」とポジティブなレッテルが貼られた情報なら、思考は深まり、しっかり理解して記憶する
要は、「勉強しなさい」ではなく、
「ひらがなが読めるようになれば、絵本が読めるようになるよ」
「英語ができるようになれば、世界中を旅できるよ」
など、ポジティブな声かけで興味を持たせ、本人の学ぶ意欲を引き出すことが大事なんですね。
確かに、「〇〇しなさい!」と言われたらなんだかやりたくなくなってしまうもの。
興味ないことを勉強するときは、なかなか覚えられなかったり、勉強を続けることが辛くなってくることもありました。
ポジティブに物事を捉えられるような声かけして、「好き」「興味がある」を増やしていければ、我が子は学び続ける賢い子になるかもしれません!
親自身も楽しんで学ぼう!
子どもにとっての一番身近な人生の見本…親です。
その親が、つまらなそうに仕事や家事をしていたら子どもはどう思うでしょう?
「仕事ってつまらないの?」
「勉強って大変なんだな」
と感じて、働く意味や勉強する意味がよくわからなくなってしまうのではないでしょうか。
しかし、仕事だって全部が全部楽しいものではないし、つまらないことを見せないようのする、弱い部分を見せないようにする、のは親自身だってストレスでしょう。
楽しくないことを無理して楽しそうにみせたりする必要は全くないと私は思います。
大事なのは、親自身が「好きなこと、興味のあること」を心から楽しそうに学んでいる姿勢を見せることだと思います。
著者の瀧氏は、親ができる教育というのは、
「学ぶのって楽しい」、一歩踏み込んで「生きるって楽しい」と教えてあげることに尽きる
と語っています。
つまり、親自身が楽しい、興味がある、と思っていることを学んでいる姿を見せてあげることができれば良いのです。
子どもが絵本や図鑑を読んでいる隣で、親も興味のある分野の本を読書したり、子どもが勉強している横で親も取得したい資格の勉強をしたりするのも良いでしょう。
親が楽しそうにやっていることは、子どもも見ていて興味を持ち、「学ぶ=楽しい!」と感じるようになるのではないでしょうか。
我が子が、学び続ける賢い子になるかもしれません!
まとめ
今回は、『賢い子は図鑑で育てる 著:瀧 靖之』を読んで学んだ、
子どもが学び続ける賢い子に育つには、ポジティブな方面から物事を捉えられるようになること、親自身も学び、楽しむことが大事である
ということについてお伝えしました!
ご興味のある方は是非読んでみてください。
今回は図鑑に関して触れませんでしたが、読めば子どもと一緒に図鑑を読んでみたくなるはずです!
今回の記事が、誰かの心地良いくらいの役に立ちますように…。
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